





今年3月からFS.で計29回開催してきたFreestyle Session Partyですが
このVol.29をもって、一度幕を下ろしたいと思います。
数えきれないたくさんの思い出、参加してくださった数々のアーティストの方々、
定期開催をするという貴重な機会をいただいたことに心の底から感謝です。
その決断を下すことになったのは、Vol.29が終わった後のことだったのですが、
最後を飾った曲、”Bye”には、奇しくも次のような一節があります。
You don’t have to keep doing what you’re getting used to anymore…
-慣れているからといって続けていく必要はない-
There are precious memories which is shiny.
You don’t have to forget about them.
Just leave them there in case of bondages anymore.
-輝かしい思い出を忘れる必要はない、ただ縛られないよう置いていくだけ-
To fly in the sky, I have to say “good bye”
-自由に空を舞うために、さよならを言わなくちゃ-
そこWhich are shinyなんじゃないかという文法ミスはさておき…
やはり素晴らしい思い出があればあるほど
そこにどうしても留まりたいという気持ちが強くなってしまうものです
しかし、ただ、続けることが目的になってしまっていいのか
というところに立ち返って考えたときに
今までやってきたことを肯定的に受け止めた上で
反省点なども踏まえた上で
次のステップに進む方がいいのではないかなという結論に至りました。
それはやはり、The dramatic artist, Dan Mitchelとしては、
愉快なパーティの主催者としてだけでなく、
自分の創造した世界を、より緻密に表現していきたい、
そういった部分であります。
もちろんこれまで挑んできた即興的な実験のところは、
遊びの部分として、ひとつのコーナーとしては残しつつ、
やはり、ある程度固定のメンバーできっちりと準備を重ねた上での、
バランスの良い、極上のアート✖︎エンターテイメントの世界を表現できないことには、
私がステージの上で活動する意味が見出せないのではないか、
その様に思うわけであります。
そのためには、今まで以上に、予算が必要になってきます。
それは必要な会場の設備や、PAや照明などのスタッフもそうですし、
準備期間中のアーティスト達のギャラなど、
これまでの「即興」をある種、言い訳にしてきた状況とは、
比べ物にならない規模感の闘いになるでしょう。
予算が大きくなるということは、それだけ、
見に来てくれるお客さんの満足度だって上げていかないと、
いけないわけです。
アーティストとオーディエンスがお互いに満足するような時空間、
ステージを構築していくことは非常に難しいのですが、
プロデューサー、ディレクターとしての、2023年の多くの反省を踏まえ、
2024年は、そこへ挑んでいきたいと、そんな風に思っております。
また、そういった事情もあって、
来年からは渋谷に張り付く必要もなくなりますので、
いろんなところへ行ってみたいと思っております。
上の理由で、予算集めに奔走しなくてはいけないので、
なかなか遊びでふらっと、というわけにはいかないのですが、
フットワークだけは軽い方ですので、
ぜひ気軽にお仕事なんかで、地方でも海外でも、
お声掛けいただけると大変嬉しいです。
1月は早速、名古屋の方へと向かいます。
いろんな方々にお会いできることを、来年は楽しみにしております。
最後に、29回ものイベント開催を、
特に初期は、毎週開催などという私のわがままを快く聞いてくださった、
FRIENDSHIP.の方々、本当にありがとうございました。
そして、これだけ得体の知れない謎企画に、
好奇心で参加してくれた素晴らしいアーティストの方々、
遊びに来てくれた感性の鋭い皆さん、本当にありがとうございました。
また形を変えて、スケールアップした状態で戻ってくるので、
その時はぜひ、よろしくお願いします。
Dan Mitchel, 29th Dec, 2023.

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